山岳遭難・山岳事故 備忘録

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秩父ぶどう沢多重遭難

2010年7月25日11時ごろ、秩父市滝川ぶどう沢付近で救助活動中の「あらかわ1」が墜落した。乗員7名のうち、本田航空社員2名、航空隊員(狭山市消防本部、鳩ヶ谷市消防本部出向者)2名、消防隊員(秩父消防本部)1名の5名が死亡し、ホイストで降下した消防隊員1名、航空隊員1名の2名が生存。本件は、滝つぼで女性が滑落したと登山メンバーからの通報を受けたもので、あらかわ1はホンダエアポートより出動、一度現地に到着し捜索したものの安全に救助できるポイントが見つけられないため、同活動を支援するために出動し現地の地形を知る秩父消防本部特別救助隊員2名を休憩施設「彩甲斐街道 出会いの丘」の緊急ヘリポートでピックアップし、再び現地に戻って隊員2名をホイストで降下させている最中に本墜落事故は発生した。事故機の煙を発見したのは、ほぼ同時刻に入間基地より出動した埼玉県警察のヘリコプター。現場は、埼玉県と山梨県の境に近い雁坂トンネル有料道路埼玉口側から南に数キロ入った木に覆われた険しい沢で、登山に慣れた者でないと進入できない(徒歩で数時間かかる)位置にあり、また当日は気候が不安定で激しい雨が降り、さらに通信事情がよくないため、救助には時間を要した。現場指揮本部は、前述の「彩甲斐街道 出会いの丘」で、群馬県防災ヘリ等も同施設の緊急用ヘリポートを利用した。陸上からは埼玉県警の山岳救助隊や秩父市消防本部の救助隊・消防隊が入った。(墜落現場付近にて、県警と群馬県防災航空隊は本件要救助者とは別の男性が倒れているのを発見し搬送、男性死亡[8])。

空中から救助に当たったのは、埼玉県警察、群馬県防災航空隊・栃木県の防災ヘリ、東京消防庁航空隊(2名救助)と埼玉県知事よりの災害派遣要請で出動した航空自衛隊の航空救難団百里救難隊(6名救助)等の救助・救難ヘリコプターであり、救助された者は埼玉県内各地の病院(防衛医科大学、埼玉医科大学国際医療センター、秩父病院等)に運ばれた。滝つぼに滑落した女性も運ばれ、搬送先で死亡確認。生存者二名は百里救難隊の救難ヘリで航空自衛隊入間基地に運ばれ、事故当日に同基地管轄の狭山市消防本部でマスコミに対して会見させられた。亡くなった航空隊員の1人は同本部から出向していた。当日午後に、埼玉県が生存者に関わる誤報を発したため、マスコミがそのまま誤報を流し、すぐに訂正するなど、各方面で混乱した。通報をした登山グループは、翌26日午前中に下山し事故を伝えられた。この事故に災害派遣で派遣された航空自衛隊の報道は殆どなく、救難ヘリが出動していたことは一般にはあまり知られていない。

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[ 2010/07/25 00:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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