山岳遭難・山岳事故 備忘録

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立山真砂岳中高年登山者大量遭難事故

立山で遭難、8人死亡2人は救助 京都と滋賀の中高年グループ
1989.10.09 朝日新聞東京夕刊より引用

 9日午前7時ごろ、富山県・北アルプス立山連峰の真砂岳と大汝山(おおなんじやま)
結ぶりょう線付近で、中高年の登山者8人が倒れているのを、
山頂付近にある内蔵助(くらのすけ)山荘の経営者が発見、富山県警山岳警備隊に届けた。
パーティーは京都府、滋賀県に住む税理士夫婦などのグループ10人で、
同警備隊のヘリコプターが救助に向かったが、8人は死亡した。
残る2人は、離れたりょう線で救助された。立山連峰は8日から9日にかけて、
この秋一番の冷え込みとなり、山頂は吹雪状態だった。パーティーは冬装備をしておらず、
急な寒さと雪で動けなくなったらしい。
また、長野県・白馬岳(2,933メートル)でも、女性2人が8日に登ったまま、消息を絶っている。
 富山県警の調べによると、遭難を発見した山荘経営者の佐伯常行さん(45)は、
「真砂岳にビバークしている人がいる」という情報で、9日早朝から捜索に向かい、
山頂付近のりょう線で8人が倒れているのを発見した。
 同県警山岳警備隊は9日午前、対策本部を設置、大型ヘリコプターで、救助に向かい、
最初に2人を富山市内の病院に収容したが、すでに死亡していた。
また、山頂付近で死亡していた6人は、午前10時45分、同県中新川郡立山町の報光寺に安置された。
 富山県警などによると、一行は京都市********、**税理士事務所、
金谷秀太郎さん(66)夫婦ら中高年者10人のパーティー。
男7人、女3人の山好きな中高年仲間グループ。7日午後11時ごろ立山連峰に入り、
8日朝から雄山に登り始め、正午ごろ、雄山頂上に達した。下山途中、
真砂岳の手前で10人全員がそろったが、そのうち1人の具合が悪くなり、全身疲労で動けなくなった。
これを助けるようにして、全員で下山しようとしたという。
 ところが、一行のうち3人は疲労度が激しく、動けなくなったため、真砂岳のりょう線にとどまり、
大津市****、野村和宏さん(48)と同市*****、会社員遠藤尚男さん(45)
の2人が救助を求めに剱御前の方に向かった。この間に、真砂岳に残っていた6人は、寒さのため死亡したらしい。
 救助を求めに向かった野村さんらは、剱御前の小屋付近で動けなくなってビバークしているところを、
写真撮影に行った別のグループに発見され、小屋に収容された。
 富山地方気象台によると、立山連峰一帯は8日、冬型の気圧配置となり、朝から雪が降り始めた。
山頂付近では吹雪状態になり、気温も氷点下に。紅葉シーズンで約1万人の観光客でにぎわっていたが、
冬支度の観光客はほとんどいなかったという。
 また、警備隊の話によると、鳥取市湖山町の2人グループが、8日午後3時ごろ、
一行と大汝山の山頂付近ですれ違ったという。
それによると、一行はすでに6人のパーティーになっており、「4人が行方不明になった」と話していたという。
6人のうち3人は比較的元気だったが、残り3人はほとんど動けない状態だったという。
現場は、猛吹雪で、視界はほとんどなかったらしい。
 パーティーはいずれも40歳から60歳代。みんな軽装で、雪を想定したような冬山装備はしていなかった。
遭難現場は、真砂岳のりょう線地帯で、突然の吹雪のため一瞬にして身動きがとれなくなり、
次々に倒れたものとみられる。
 一行のほとんどは、冬山経験はなく、同行した女性の中には登山が初めての人もいたという。
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[ 1989/10/09 00:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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